将来的には独立も!Webデザイナーとして週末起業を始めるには?
2018/8/30
「制作会社に勤めているけど、給料が安い」「いずれは独立して自分の制作会社を持ちたい」という理由から、週末起業を考えるデザイナーが増えています。
今は、サイト制作などのWebデザインの制作単価が下がりつつあり、それに伴いデザイナーの給与も徐々に下がってきている傾向にあります。最初から独立するのは不安なので、週末起業から始めたいという人は多いと思います。
クラウドソーシングの制作単価を見てみると、制作会社に依頼するよりも安価ですが、仲介手数料を除いた全額が収入になるので、週末起業から独立すれば、うまくいけば会社員として働くよりも収入はアップします。
そこで今回は、Webデザイナーが週末起業を始める場合のポイントや、週末起業デザイナーには必須のクラウドソーシングへの登録について詳しく説明していきます。
Contents
週末だけでデザイナーの仕事が務まるの?
週末起業の場合に心配になるのが、作業時間をあまり確保できないということだと思います。しかし、心配する必要はまったくありません。
実際にクラウドソーシングサイトに登録しているデザイナーにも、副業や週末起業でやっているという人は多く、1週間平均の作業時間が1~3時間というユーザーもよく見かけます。
また、依頼者側は、制作コストを抑えるためにクラウドソーシングを利用する場合が多いので、多少納品スピードが遅くても問題はありません。
プロフィールやサービス説明に、週末のみの対応となる旨をしっかり記載しておけば、週末起業でもデザイナーの仕事は務まります。
Webデザイナーが週末起業を始めるには?
Webデザイナーが週末起業を始める場合、まずはクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトに登録します。クラウドソーシングサービスに登録することで、自分で営業活動をしなくても仕事を受注することができます。
クラウドソーシングの仕事のやり方には、依頼者が直接デザイナーに仕事を依頼する場合と、依頼者から募集が掛けられている案件にデザイナーが応募する形の2種類があります。
クラウドソーシングサイトに始めて登録し、実績がない場合は、応募形式の案件から始める形になります。
ステップ1:プロフィールを登録する
クラウドソーシングで仕事を受注するために最も重要になるのがプロフィールです。発注者は、プロフィールを見て仕事を依頼するかどうか判断することになります。そのため、今までの経歴や実績など、書ける実績は余さず書くようにしましょう。
・アイコン
アイコンはプロフィールの中で最も目立つ項目です。アイコンのデザインを自作のおしゃれなものにしておくことで、依頼者の目に留まりやすくなります。
・自己紹介
自己紹介には、これまでの経歴や実績などのアピールポイントを記載します。また、週末起業の場合は平日の夜や土日のみの対応となると思いますので、その旨もしっかり記載しておきます。
・ポートフォリオ
ポートフォリオには、これまでの制作物を掲載することができます。ポートフォリオは実際にどんなデザインが作れるのかを見るポイントになりますので、プロフィールの中でも重要項目と言えます。個人の制作実績がない場合は、知人から安価で依頼を受けて実績として掲載させてもらうのも1つの手です。
ステップ2:サービスを出品する
自分のスキルを活かして、対応可能なサービスを登録します。サービスを登録する際は、なるべくターゲットを限定した具体的なものにすることで、他のサービスとの差別化を図ります。サービスの金額は後で変更可能ですので、最初は他の同じようなサービスよりも少し安価に設定しておくのがおすすめです。
ステップ3:仕事を受ける
クラウドソーシングでの制作実績がない状態だと、なかなか直接依頼が届くことがないので、募集中の案件に自分から応募します。実績を積むという意味では、簡単なバナー制作やロゴ制作などの案件からスタートするのがおすすめです。1つ1つの案件に依頼者からの評価(ほとんどの場合、★1~5)が付きますので、依頼者に120%満足してもらえるような対応を心がけましょう。
また、最初は1つのクラウドソーシングサイトのみに登録し、1つ1つの仕事を丁寧にこなすことを優先したほうが良いですが、慣れてくれば間口を広げるために複数のサイトに登録するのもおすすめです。
週末起業から独立して制作会社を立ち上げたい
週末起業からいずれは独立したいと考えている方も多いと思います。クラウドソーシングで実績を積んで、安定的に依頼が来るようになれば、それを本業として独立する方が稼げる場合も多いです。収入アップを目指すなら独立することをおすすめします。
ただ、独立後に制作会社を立ち上げることはあまりおすすめしません。クラウドソーシングサービスが充実して個人デザイナーとつながりやすくなっている今、個人デザイナーに仕事を依頼する企業が増えてきました。おそらく今後もその傾向は変わらないと思います。
何か他の会社にはない強みがある場合は会社立ち上げも良いかもしれませんが、そうでない場合は、会社を立ち上げて従業員を雇うのはリスクが高いです。法人化するのは良いと思いますが、社員を雇って本格的な会社を立ち上げるのは避けたほうが無難です。
まとめ
以上、デザイナーの週末起業について、始め方やクラウドソーシング登録時のポイントについて説明しました。今の会社の給料に不満がある方や、将来独立を考えている方は、ぜひ週末起業を始めてみてください。