アプリ開発は週末起業向けのビジネス。初心者でもアプリ開発は可能?
2018/12/29
アプリ開発は、ダウンロード数が一定数稼げるアプリを1つ作れば、広告収入などで何もしなくても継続的に収益が得られるため、週末起業に向いています。
ここでは、アプリ開発の基本的な情報や、アプリで収益を得るためのポイントについて説明します。
Contents
アプリ開発は初心者でも可能?
アプリ開発の技術はどんどん発達しており、初心者でも取り組みやすい環境が整いつつあります。アプリ開発をやったことがなくても、HTML5やJavaScriptなどのWeb標準技術を使って開発することができるツールなどもあります。
アプリ開発に必要なもの
自分で一からアプリ開発をする際に必要なものですが、iPhone用のアプリを開発する場合はMacのパソコンが必須です。Android用のアプリはWindowsとMacどちらでも対応可能です。
また、アプリを開発してApp Storeや Google Playなどのストアにリリースするためには、アプリ開発のソフトとストアにリリースするためのアカウントが必要です。
iPhoneアプリの場合は、開発ツールのXcodeとアプリリリース用のアカウントであるApple Developer Programが必要です。Androidアプリの場合は、開発ツールのAndroid StudioとJava Development Kit、アプリリリース用のGoogleアカウントのデベロッパー登録が必要です。
アプリ開発に必要なものの準備は初心者でも何とかできますが、実際に開発となるとそうはいきません。
アプリ開発にはプログラミング言語の学習が必須ですが、iPhone用、Android用それぞれSwift、Javaという異なるプログラミング言語で、さらにプログラミングをやったことがない人にとってはこれらの言語を習得するにはハードルが高くなっています。
初心者におすすめのアプリ開発ツール“Monaca”
以上のように、アプリ開発用のプログラミング言語を学んでアプリ開発をしようとするとかなり難しいですが、アプリ開発用のプログラミング言語が分からなくてもアプリ開発ができる、“Monaca”というツールがあります。
ここで1つ注意したいのが、このツールを使っても、まったくのプログラミング初心者ではアプリ開発は難しいということです。
Monacaの特徴は、HTMLとCSSでアプリ開発ができるということです。最低でもHTMLの記述ができなければなりません。
ただし、HTMLはアプリ開発用のプログラミング言語と比較すると初心者でも学びやすく、Webサイトで調べると日本語での情報がたくさん出てきます。
また、開発画面も分かりやすく、何よりiPhone用アプリとAndroid用アプリが1つのコードで同時に開発できる点がメリットと言えます。
Monacaの利用料金は月額2,000円~とリーズナブルなので、個人でアプリ開発を行う場合も利用しやすくなっています。
アプリ開発の週末起業で得られる収益
週末起業でアプリ開発をする場合、アプリ作って終わりではなくその先の収益まで考える必要があります。ここからは、アプリで得られる収入の種類と金額を見てみましょう。
有料アプリ
アプリ自体を有料で販売して収益を得る方法です。ただ、多くのアプリが無料で提供されている中、アプリを有料で販売することはかなり難しいと言えます。
ましてや個人であれば、企業のようにクオリティの高いアプリを開発することは難しいので、有料アプリはあまりおすすめできません。
さらに、AppStoreでもGooglePlayでも販売手数料が30%も取られるので、300円でアプリを販売しても210円しか手元に残らないことになります。
広告収入
アプリ内で広告を表示してクリック数などに応じて収益が入ってくるものです。ある調査によると、1,000回広告を表示した場合の収益額の相場はAndroidが平均2.10ドル、iPhoneが平均2.85ドルとなっています。
個人でアプリを作成する場合は、この広告収入で収益を上げる方法が最も取り組みやすい方法と言えます。
アプリ内広告の仕組みですが、クリックされるだけで収益が発生するクリック課金と、アプリのインストールなどの成果に対して収益が発生するインストール成果型の2つの収益モデルで成り立っています。
クリック課金の場合は1クリックにつき5円~10円、インストール成果型の場合は1インストールにつき140円~210円程度の報酬になると言われています。
配信する広告の内容については、広告配信業者が最適な広告を選定して配信する仕組みのため、自分で広告を選定することはできませんが、基本的に審査のようなものはなく、誰でもすぐに広告を配信することができます。
アプリ内課金
RPGやパズルゲームなどの“ガチャ”や、漫画アプリなどのチケット購入のように、アプリ内で課金させる仕組みの収益モデルです。
このアプリ内課金は、漫画やキャラなどコンテンツ自体に“購入したい”と思わせる魅力がないと成り立ちません。そのため、個人で取り組むのは難しいかもしれません。
定額課金
食べログやクックパッドなど、特別な機能が使える“プレミアム会員”が、定額課金の代表的なモデルです。
定額課金では、無料のお試し期間を設定し、それが終わると解除しない限り自動的に毎月課金されるという形が主流になっています。
定額課金の場合は、毎月継続的に課金されることになるので、コンテンツにより魅力を感じてもらう必要があります。
アプリ開発の週末起業で稼ぐためのポイント
アプリを開発して広告収入を得るためには、アプリのダウンロード数を伸ばす必要があります。ここからは、アプリのダウンロード数を伸ばすためのポイントをご紹介します。
ストア内で見つけてもらいやすくする
ユーザーがアプリをダウンロードする場合、多くの人がアプリストア内で検索をしています。その検索に引っかかりやすくするために、アプリの紹介文やタイトルを充実させる必要があります。
アプリを探す人が入力するであろうキーワードを含めたり、アプリの内容を魅力的に紹介したりすることで、検索に引っかかりやすくなったりダウンロードしやすくなったりします。
アプリの評価(レビュー)
ユーザーとしてアプリをダウンロードする際に、アプリの評価は必ず見ると思います。その際に、評価が1~2だとダウンロードするのを躊躇してしまいます。
アプリの評価を高くするためにも、アプリ自体の内容を、ユーザーの期待を上回る内容にしたり、使い勝手を良くしたりすることがポイントになります。
また、アプリの評価は待っているだけではしてもらえません。アプリのレビューに誘導するためのコードがありますので、それを実装します。
アプリのレビューへの誘導は2種類あり、アプリ内で★の評価だけをつけてもらう方法と、ストアに誘導して★とコメントを記載してもらう方法です。
★の評価だけを集めたい場合は、アプリ内で完結させることでレビューの投稿率がアップします。
まとめ
以上、アプリ開発の週末起業について、初心者がアプリ開発をする際のポイントや、収益を上げる方法についてご紹介しました。
先程も記載しましたが、全くのプログラミング初心者の場合、一からひとりでアプリを開発するのは難しいです。HTML5でアプリ開発ができるMonacaなら、HTMLの学習を、ツールを使わずにアプリ開発をする場合は、専門のプログラミングを学ぶ必要があります。
HTMLであれば比較的簡単に習得することができ、サイト制作などの他のことにも使えるのでおすすめです。
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