週末起業で農業を始めたい!必要な準備やおすすめ野菜について
2019/12/26
“週末農家”という農業の形が浸透してきていることもあり、週末起業で農家を始める人が増えてきています。
農業は水をやったり肥料をやったり毎日忙しいイメージがあると思いますが、作物によっては週末起業でも十分農家として働くことが可能です。
ここでは、週末起業で農家を始める場合の準備事項や育てやすい野菜、販売方法について説明します。週末起業で農家を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
週末起業で農業を始める前に、まずは農業を学ぶ
週末起業で農業を始める場合、何の知識もないままスタートすると失敗に終わってしまいます。また、農業は知識だけではなく実際に体験してみないと分からないことも多いので、始める前に農業学校やバイトなどで一通りの作業を体験してみることをおすすめします。
農家でのアルバイト
農家でのアルバイトは、お金をもらいながら農業を学べるので、週末起業で農業を始めるまでの準備として最適です。ただし、アルバイトを募集しているのはある程度規模の大きい農家に限られるため、場所は都市部ではなくほとんどが郊外になります。
農家でのアルバイトは、リアルな農家を見られることが最大のメリットです。ただ、農業の知識を体系的に学べるわけではないので、その点はスクールや講座などの方が有利です。
農業学校
社会人が週末だけで農業を学ぶ場合、通信講座や週末農業学校などが挙げられます。
通信講座の場合は農業の基礎知識や販売、経営についてのノウハウを学ぶことがメインになり、実際の農作業などの実践的なカリキュラムが入っていない場合が多いです。
週末農業学校の場合、週末だけ通う形で教室での座学と農場での実習で農業の基本的なところから農作業の技術の習得、農業経営などの実践的な内容まで学ぶことができます。関西では京都の「スモールファーマーズ農場」がおすすめです。
入学金や授業料もそれほど高くなく、本格的に農業を学びたい方におすすめです。
週末起業農業で育てやすい野菜
週末起業で農業をする場合、本業もあるので毎日手入れをすることが難しいと思います。そのため、週末起業で農業を始める場合はなるべく育てやすい野菜から始める必要があります。
ミニトマト
育てやすい野菜の代表格としてトマトが挙げられます。中でもミニトマトは実が付きやすく収穫量も多く、プランターでも育てることができるため人気です。
ナス
ナスもトマトと並んで育てやすい野菜の代表です。ナスは暑さや直射日光、雨にも強く、初心者でも比較的育てやすくなっています。
ジャガイモ
約3か月半程の短期間で収穫でき、栽培の手間もあまりかからないジャガイモは、長期保存もできるため週末起業農業におすすめです。
ただ、栽培しやすい野菜だからといって土日だけ農作業をすれば良いかというとそういうわけではありません。平日も様子を見に行ったり作業をしたりする必要がある場合もあるので注意が必要です。
週末起業で農業を始める場合に必要なもの
週末起業で農業を始める場合、自分の畑や農具が既にある場合は良いですが、そうでない場合は農地や農具を用意しなければなりません。販売できる程度の野菜を作るための畑から農具までを一から自分で用意する場合は相当な費用が掛かるので週末起業農家にはおすすめしません。
週末起業から農業を始める場合、最初は貸し農園から始めてみるのがおすすめです。農地を自分で確保する場合、土壌の質や水はけなど色々なポイントをチェックする必要があり、実際に農業を始める場合は水を引いたり耕したりする必要があり、とても大変です。
貸し農園の場合は既に水が引いてあり、貸す前に耕してくれたり農具をレンタルできるところもあります。ただ、自治体が運営している市民農園などの場合は、作った農作物の販売が禁止されている場合もあるのであらかじめ確認が必要です。
週末起業で始める農業の販売方法
週末起業で農業を始める場合、先に押さえておきたいのが販売ルートです。(野菜や果物などの農作物を加工せずにそのまま販売する場合は、特に必要な免許や資格はありません。)
直売所
初心者でも販売しやすいのが直売所です。直売所は出荷組合員として登録する必要がある場合が多く、組合費などがかかる場合もあります。
直売所は近隣の方に販売するルートとして最も取り組みやすい販売方法ですが、出荷するだけだと売れ残ってしまうので、売るための工夫が必要です。
たとえば、通常は袋に入れずそのまま出荷するような玉ねぎやブロッコリーなどの野菜も、網に入れたり袋に入れたりすることで見栄えを良くしたり、不足している野菜をあらかじめリサーチしたり、珍しい野菜の場合は食べ方のメモを同封したり、売るために考えられることはどんどんやっていくことがポイントです。
ネット販売
直売所は近隣のエリアでしか販売することができませんが、ネット販売だと全国のユーザーにアプローチすることができます。
結論から言うと自分のネットショップを立ち上げて販売する方法がおすすめですが、しっかりとしたネットショップのサイトを作るためには費用が掛かりますし、たくさんあるサイトの中から選んでもらうためには、SEO対策やSNSなどでのPRが必要です。
すぐに始められるネット販売としては、メルカリなどのフリマアプリ、BASEなどの無料で簡単にネットショップを開設できるサービスがおすすめです。
まとめ
以上、週末起業で農業を始める場合の準備や販売方法についてご紹介しました。まずは貸農園で作りやすい野菜から始めてみてはいかがでしょうか。
ただ、週末起業にかかわらず、農業を始める場合は、台風などの災害や害獣・害虫などの様々なリスクを考慮する必要があります。特にひどい災害の場合は農園自体ダメになってしまう可能性もあります。そのあたりもしっかり考慮した上で始めてみてください。
また、このサイトでは農業の他にも週末起業におすすめのビジネスを多数ご紹介しています。農業よりも元手が掛からず始めやすい週末起業ビジネスもありますので、他の記事も是非チェックしてみてください。